とらふぐの旅
食卓に届くまで
各流通経路のご紹介
生産者
生産者とは魚を捕る漁業者や育てる養殖業者を指します。
左写真は、海面養殖業者です。飼育段階では、とらふぐ同士が噛み合ったりして傷つけないように歯を切る作業をしたり、元気に育っているか検査したりします。
出荷段階では、サイズやキズ、形などを1尾ずつ確認しながら、出荷用と非出荷用に選別を行って卸業者に渡します。
卸業者
生産者が出荷したとらふぐは、一般に卸売市場で取引されます。
卸売市場は、需要と供給のバランスを見ながら仲買業者や加工業者など様々な買い手に適正な相場で販売をします。
輸送方法
輸送は、活魚の場合は活魚車で運んだり、鮮魚や加工品の場合はトラック(保冷車)や航空便を用いて全国に運びます。
最近では、ふぐを一匹ずつ生きたまま梱包して発送する「活魚パック」という輸送手段も登場。新鮮で活きのいいとらふぐが全国各地に届けられるようになりました。
加工業者
とらふぐは猛毒を含んだ内臓を持っているので、ふぐ調理免許をもった人しか加工ができません。
調理のプロが食べやすい形に加工して、小売店や皆様のご家庭にお届け致します。
小売店、量販店、専門店
街のお魚屋さんやスーパーマーケット、料理屋さんやレストランなどの飲食店のこと。
加工業や仲卸業者から仕入れたとらふぐを、消費者に販売したり、調理した料理などを消費者に提供します
消費者
最後にとらふぐを買って、食べる人を指します。
いろいろな人達の役割分担によって、とらふぐが消費者に届けられます。
とらふぐの消費は大阪が全国の約6割とも言われ圧倒的に多いのですが、最近、東京を中心とした関東でもとらふぐ専門店が急増しており、注目されています。